夏本番前に扇風機商戦も本格化してきました。新型コロナウィルスの影響でテレワーク等で家にいる時間も増えていきます。快適なくつろぎ空間や熱中症対策のためにもあなたにベストな扇風機を探しましょう。
最近はDC扇風機とAC扇風機の2種類の扇風機が発売しており、どちらを買えばよいか迷う方も多いと思います。この記事ではDC扇風機とAC扇風機のそれぞれのメリットとデメリットを比較し、状況に応じてあなたにベストな扇風機を提案いたします。
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ちなみに私は、DC扇風機は効果ながらもメリットが多いと感じたのでDC扇風機(トヨトミ製)を購入しました。
購入したトヨトミ製扇風機
目次
そもそもDC扇風機とAC扇風機の違いって?
扇風機はシンプルな家電です。機能のほとんどは羽を回すことに集約されます。
その羽を回す働きをするのがモーターです。このモーターにはDCモーターとACモーターの2種類があり、それぞれで特性が異なります。
DCは直流電流、ACは交流電流を指しています。つまり、DCモーターは直流電流で動作するモーター、ACモーターは交流電流で動作するモーターということです。
交流電流(AC)の特徴はプラスとマイナスが一定時間ごとに入れ替わる電流であることです。一方、直流電流(DC)はプラスとマイナスが時間によらず一定の電流です。利用する上では家庭用のAC電源で問題ないのでご安心を。
DC扇風機とAC扇風機の比較
前置きはこの辺で。使う分には交流電流と直流電流の違いなんて全く気にする必要はありません。
まずはAC扇風機とDC扇風機の簡単な比較表をまとめました。
比較項目 | DC扇風機 | AC扇風機 |
---|---|---|
細かな風量調節 | ○ | × |
静音性 | ○ | × |
省エネ性 | ○ | × |
サーキュレーター | ○ | × |
本体価格 | × | ○ |
それでは、それぞれの扇風機のメリット/デメリットを挙げていきます。
DC扇風機のメリット
・細かな風量調節が可能
・静音性が高い
・消費電力が小さく省エネ
・サーキュレーターとして使える
細かな風量調節が可能
DC扇風機は細かな風量調整が可能というのが大きな特徴です。AC扇風機だと弱・中・強の3段階の調整が多いですが、8段階といった細かな調整が可能です。
これって結構嬉しいです。私は最近テレワークが多く、机の上に書類をたくさん置かれた状況になるのですが、AC扇風機を運転すると、書類が飛ばされてしまいます。そんなときにDC扇風機だと細かな風量に設定できるので、涼みつつも書類は飛ばないという絶妙な風量にすることができます。
静音性が高い
DC扇風機の特徴の2つ目が静音性の高さです。家で使ってみて驚きましたがとにかく静かです。寝室で使うには、運転音が静かであることに加え、優しい微風を送ることができるDC扇風機が重宝します。
某メーカーのサイトによると、運転字の音量はAC扇風機と比べて75%減となるそうです。これは相当静かです。
消費電力が小さく省エネ
DC扇風機は省エネ性も高いです。なんと、消費電力はAC扇風機比較で1/10にまで消費電力を抑えることができます。当然、その分扇風機にかかる電気代も約1/10に抑えることができ、家計に優しいです。
某メーカーのサイトによると、運転字の音量はAC扇風機と比べて50%減となるそうです。これは凄いです。
サーキュレータとしても使える
意外な使い方としてサーキュレータとして使うことができます。これはDC扇風機の特徴である微風を送れることがポイントです。
サーキュレーターは部屋の空気を拡散する役割で、冷暖房問わずエアコンの効率を上げる補助器具の使い方をします。サーキュレーターがによりエアコン運転効率も良くなり、節電に繋がります。
DC扇風機にはサーキュレータの役割も担えるように首振り角度の範囲が広かったり、上下の首振りが90度で真上にファンをむけることができたりと様々な工夫がされています。
DC扇風機のデメリット
・本体価格が高い
DC扇風機の最大のデメリットは本体価格の高さです。平気で1万円を越える製品がたくさん出ています。扇風機のようなシンプルな家電は安いイメージがあると思うので、抵抗があると方もいらっしゃる思います。
ここまで挙げたメリットが価格差の価値があると感じられるかがDC扇風機を買うか否かの判断ポイントですね。
AC扇風機のメリット
・本体価格が安い
なんと言っても本体価格の安さです。ノーブランドの安い製品であれば3000円でお釣りが来る製品もチラホラあります。
省エネ性が高いと言っても、扇風機が消費する電力はたかが知れています。AC扇風機とDC扇風機の価格差を逆転するには相当時間の運転で相当な期間が必要になります。初期費用を抑えたい、と言う方にはやはりAC扇風機は魅力です。
AC扇風機のデメリット
・風量調節が3段階程度
・消費電力が大きい(対DC扇風機比)
・運転音が大きい
基本的にDC扇風機のメリットの裏返しがAC扇風機のデメリットになります。逆に言うと、このデメリットが全然デメリットに感じない使い方をするならばAC扇風機で十分です。
DC扇風機とAC扇風機のどちらを選ぶか?
では、ここまでを踏まえてDC扇風機とAC扇風機のどちらを選ぶべきか、タイプ別に解説します。
DC扇風機を選ぶべき人
・寝室での利用を考えている
・サーキュレーターとしても利用したい
・省エネ性を特に気にする
・長時間の扇風機利用を考えている
扇風機を長時間使う、タイミングに応じて弱風や強風を細かく設定して使いたい、寝室での利用も考えてる、エアコン稼動時にはサーキュレータとしても使いたい・・・というように扇風機を幅広く使おうと言う方には断然DC扇風機がオススメです。
私も実際にDC扇風機を購入して使っていますが、細かな風量調整や静音性には大変満足しています。
AC扇風機を選ぶべき人
・扇風機を使う時間も期間も短い
・DC扇風機のメリットに魅力を感じない
扇風機の購入費用を抑えたい、お風呂上りや帰宅時に強風にちょっと当るだけで十分と言う方はAC扇風機で全く問題ありません。
特に利用時間が短い方は省エネによる節電効果も小さくなるので、イニシャルコストの差をランニングコストで逆転することは難しいです。また、ここまで紹介したDC扇風機のメリットにもイマイチ魅力を感じないと言う方も当然AC扇風機を買うべきと思います。
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