不妊治療を通して精液検査を2回ほど受けることになりました。
1度目は夫である私が単独で検査を受けて7,560円、2度目は妻と通いだした別の不妊治療クリニックで受けて6,480円。正直言って結構高いですよね。不妊治療の大半、特に体外受精を伴う高度不妊治療は自由診療扱いになるのは現状のシステム上仕方が無い部分はあると思います。
しかし、精液検査に関しては調べてみると保険適用で検査が可能な病院と自由診療扱いの病院が混在していることが分かります。
・判断基準の1つの考えは治療に必要な検査であるかどうか?
・自由診療の方が高精度かつ幅広い検査を受けることが可能!
目次
健康保険適用か自由診療かは病院の判断
不妊治療を始めるにあたり、相当な数の病院のサイトを調べました。
大抵のサイトには治療にかかる費用が記載してあります。そこで最初に気になったのは精液検査の費用が病院ごとで大きく異なることです。高いところだと3万円越え!みたいなところもありますが、保険適用の安いところだと1,000円ちょっとで受けることができてしまうわけです。
保険適用の有無はどこで変わってくるのでしょうか。気になったので実際に検査を受けた病院で聞いてみるとシンプルな回答が。
とても大雑把に言ってしまうと病院側の判断となります
納得できるような納得できないような回答です。
スクリーニング検査か否か
もう少し掘り下げて聞いてみると、精子に問題があるかないかは分からないが確認のために行うスクリーニング的な検査なのか、女性側の治療を行う中で不妊の原因として男性側の精子への問題が疑われる中で行う検査なのかが1つの判断基準になっているようです。
読んでいる皆さんは納得できますか?私は完全に腹落ちはしないけど、何となく納得できるレベルですかねぇ。何となく不安だから検査を受けようってレベルの人にまで健康保険を適用していくと、予算がいくらあっても足りませんもんね。
治療の一環の検査なのか
他にもう1つ、保険適用になるパターンがあるそうです。それは既に精子に問題があることが明らかになっていて治療を受けている中での検査。治療の一環の中での検査なのでこれは分かりやすく納得がいきますね。
ここまで説明をしておいてちょっと矛盾しますが、上記の例はあくまでも考え方であった保険適用かどうかの判断は結局は病院側に委ねられているのが現状のようです。なので、どうしても検査を保険適用で受けて費用を抑えたいって方は事前に病院側に確認することをお勧めいたします。
健康保険適用の検査と自由診療の検査で内容は違うのか?
これも病院によって異なるという前提がついてしまいますが、保険適用と自由診療では検査方法に違いがあるパターンが多いそうです。保険適用の場合はやり方が厳密に決められていて、保険適用の検査キットを用いての検査になるそうです。逆に自由診療の場合はその保険適用検査キットにこだわらない検査を行うことができます。
例えば、自由診療では精子の形態を詳細に検査ができるクルーガー検査を受けることができる病院が多いです。また、保険適用の検査キットだと自動解析により検査を行うのですが、更なる高精度の検査を行う際は人が解析する方式を取るそうです。これもまた、自由診療の範疇となります。
つまり、自由診療の方がより高精度であったり、幅広い観点での検査を受けることができることとなります。
保険適用検査と自由診療検査のどちらを受けるべきか?
まずは精液検査を受けてみたい!そういうレベルでの検査が希望ならば健康保険適用の検査で全く問題がないと考えています。まずは自分がWHOの定めている基準を満たしているかを知るためにスクリーニング的な検査を受けたいのであればこれで充分です。
自由診療は、そこで何かしら気になる点があり詳細な検査を受けてみたい、女性側を含めた不妊治療の流れの中で受けざるを得ない、と言ったケースで受ければ充分かなと思います。
といいつつも、私は結局スクリーニング的な検査から自由診療で受けました。7,560円というそれなりの検査費用にはなりましたが、正常率を含めて詳細な結果を知ることができたので結構満足しているわけですが。
皆さんも精液検査を受ける際は是非、本記事をご参考にしていただき、費用面でも納得をした上で検査を受けていただけると嬉しいです。
自宅でもスマホを用いて精液検査が可能です!
病院に行くのは面倒くさいし大変、という方向けにスマホのカメラを用いて測定する方法があります。別途キットを購入する必要がありますが、キットさえ購入すればあとはスマホがあればOKです。
己を知るためにも1度検査をされてみることをオススメします。
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