マリオット・ボンヴォイのポイントの使い方と貯め方【2020年最新版】

本記事ではマリオット・ボンヴォイのポイントの使い方と貯め方を解説します。

マリオット・ヴォンボイのポイントは高級ホテルの宿泊券への交換やJAL/ANAをはじめとする複数の航空会社のマイルへの交換が可能であり、旅行との相性抜群のポイントです。

マリオット・ボンヴォイのポイントとは

マリオット・ボンヴォイのポイントは、当該プログラムに参加しているホテルの利用やSPGアメックスカードというクレジットカードの利用により貯めることができるポイントです。

世界中に展開するホテルの宿泊特典や40社以上の航空会社のマイルに交換可能なポイントなので、旅行好きにはとても相性の良いポイントです。

ポイントの有効期限はポイントに最後の変動(獲得/利用)があってから24ヶ月後です。つまり、2年間で１度でもポイントを貯めるもしくは利用する限り、ポイント有効期限は実質無制限と言えます。

JALやANAのマイルの有効期限が最大でも36ヶ月であることを考えると、これは利用者にとってはとても大きなメリットがあります。ビジネスやファーストクラスを目指してじっくりポイントを貯めることも可能です。

また、マイルへの交換可能なポイント数の上限が設けられていないことも素晴らしい点です。貯めるだけ貯めてから一気に交換するという使い方も可能となります。

ポイントの貯め方

ポイントの貯め方は大きく3つあります。

貯め方１：ホテルでの利用で貯める

マリオット・ボンヴォイのプログラムに参加してるホテルでの利用金額に応じてポイントが付与されます。宿泊だけでなく、ホテル内でのレストランでの食事等の利用も対象です。

ポイントの計算が円ベースではなくドルベースという点に世界的なホテルチェーンらしさを感じます。2万円を支払った際に仮に1ドルが105円のレートだとすると、1,900ポイントが付与されます。

上級会員はこれにプラスしてボーナスポイントが付与されます。各会員ステータスにおけるボーナスポイントの付与率は下記の通りです。

これだけだと、少々イメージしにくいので、2万円支払って基礎ポイントとして1,900ポイント付与された際のボーナスポイントを含めた合計ポイント数のイメージ図にすると以下のようになります。

貯め方２：SPGアメックスカードの利用で貯める

ポイントはSPGアメックスカードの利用でも貯めることができます。100円の利用ごとに3ポイントが貯まります。

月に10万円の利用がある場合は、3,000ポイントを獲得することができます。このペースだと1年間で36,000ポイントを貯めることが可能です。

詳細は後述しますが、JALやANAのマイルの場合、3ポイントを最大1.25マイルに交換可能なので、年間15,000マイル相当のポイントとなる計算です。

SPGアメックスカードはこのサイトでも継続してオススメしているクレジットカードです。これはマリオット・ボンヴォイのポイントが貯まること以外にもメリットがあるためです。

両方のメリット共に実際に使ってみると利便性が高いです。ちょっと高い年会費ですが、その分を簡単にペイできると感じています。宿泊数0でもゴールドエリートになれるので初回のホテル利用から25%のボーナスポイントがもらえます。

こういった点からもSPGアメックスカードは本当にオススメできるカードです。

SPGアメックスカードの申込

貯め方３：ポイント購入

マリオット・ボンヴォイのポイントをお金で購入することもできます。目指している特典に対して、ポイントが少し足りない・・・そんな時にはこのポイント購入が有効です。

正直なところ、決してお買い得なレートとは言えません。仮に5,000ポイント必要な場合は6,250ドル。これは1ドル105円とすると約65万円という結構な金額です。どうしてもポイントが足りないときに利用する・・・そんな使い方が適していると言えます。

ポイントの使い方

マリオット・ボンヴォイのポイントの主な使い方は２つです。

マイルへの交換かホテルの宿泊特典として使うのが主となりますが、特にオススメなのがマイルへの交換です。

マリオット・ボンヴォイのポイントは実質的に有効期限が無制限なので、じっくりとポイントを貯めることができます。結構なマイル数が必要となる国際線のビジネスクラスやファーストクラスの航空券への交換を腰を据えて目指すこともできます。

使い方１：マイルへの交換で使う

マリオット・ボンヴォイのポイントは40社以上の航空会社のマイルに交換可能です。世界的な航空会社アライアンス3社（ワンワールド／スターアライアンス／スカイチーム）を全て網羅しており、幅広く利用できます。

40社以上あるので、どこの航空会社のマイルに交換するか迷ってしまうかもしれませんが、日本からの利用を考慮すると、オススメの交換先は下記の5社です。

ポイントからマイルへの交換のレートは少し分かりにくいのですが、基本的に3ポイントが1マイルになります。つまり、30,000ポイントが10,000マイルです。

これが通常の交換レートになりますが、更に効率良くマイルに交換する方法が2つあります。それはまとまった単位(60,000ポイント)での交換とユナイテッド航空のマイルへの交換です。

JALやANA等、ユナイテッド航空以外のマイルに交換する際は60,000ポイント単位で交換すると、ボーナスマイルが5,000マイル加算されます。つまり60,000ポイントが25,000マイルに交換され、3ポイントが1.25マイルのレートになり、25%ポイント効率がアップします。

例外としたユナイテッド航空のマイルへの交換は更に効率が良いです。通常の交換でも10%のボーナスが付きます。つまり、30,000ポイントの交換だと通常10,000マイルのところが11,000マイルに。60,000ポイントの交換だと27,000マイルとなり、3ポイントが1.35マイルと通常と比較して35%効率がアップします。

ちょっとややこしい比率なので、それぞれのパターンでのポイントからマイルへの交換を図にまとめました。黄色文字部分が60,000ポイント単位で交換する効率の良いパターンです。

また、これらのポイント移行に関して嬉しい点が２つ。

ポイントをマイルに移行する際の手数料も年間移行可能上限ポイント数も存在しません。これは多くのプラグラムと異なる点で、利用者としては大変ありがたいです。

使い方２：ホテルの宿泊特典として使う

無料宿泊特典

その名の通り、無料宿泊特典です。宿泊費用を全てポイントでまかなう特典となります。

この特典の良いところは年末年始や夏休みといった繁忙期でも利用可能な点です。この手の特典は肝心な使いたいときに使えない設定になっているケースがよくあるので、非常に嬉しい点です。

ただ、繁忙度合いによって”オフピーク”、”スタンダード”。”ピーク”の3つのシーズンが設定されていて、それぞれで必要なポイント数が異なるので、この点は注意が必要です。各ホテルのカテゴリーと必要なポイント数は下記の表の通りです。

ポイントセーバー

通常の無料宿泊特典よりも少ないポイント数で無料宿泊できる特典です。最大20%も割り引かれたポイントで利用可能となります。

ポイントセーバーは適用されているホテルが限られていることに加えて、実施される時期もホテル毎で異なるので、たまたま自分が使いたい時期と一致すればラッキーくらいの使い方になります。

各ホテルカテゴリーで必要なポイント数は下記の表の通りです。

キャッシュ＋ポイント

ポイントが足りないときは現金をプラスで支払い、現金＋ポイントで特典利用することも可能です。泊まりたいホテルに対してポイントが不足している際に嬉しい制度です。

各ホテルカテゴリーで必要なポイント数と現金額は下記の表の通りです。

部屋のアップグレード

通常通り現金支払いで予約した部屋をポイントを利用してアップグレードすることもできます。

無料特典でランクの高い部屋を予約するよりも、ポイント効率良くランクの高い部屋を利用することが可能な特典です。地味ですが、無料宿泊特典と交換するよりもポイント効率が高いケースが多いです。また、特典利用日に除外日が設定されていない点もGOODです。

クラブルームまでアップグレードすれば、ラウンジの利用や朝食も無料になるため、想像以上のメリットがある特典です。

本記事のまとめ

旅行好きと親和性の高いマリオット・ボンヴォイのポイントについて貯め方と使い方をまとめました。貯めるにはとにかく、ホテルを利用することとSPGアメックスカードを利用すること、この２点が重要です。

また、使い方は航空会社のマイルに交換とホテルの宿泊特典と交換の２つがありますが、航空会社のマイルへの交換が、ポイントの価値を最大限に引き上げることができて特にオススメです。